美容医療、どう規制されるのか?

先日、厚労省が美容医療の規制改定に向けた
検討会を今夏から開催することが発表されまし
た(>記事)。

では、美容医療に関し厚労省はどういう規制改
定を考えているのでしょうか?
そこで注目されるのが、5月30日のこのメル
マガに書いた、5月29日に放送された「クロ
ーズアップ現代」です。

こういうことです。

1.オンライン診療に関する「チャットオンリー
診療」が4月1日から自由診療もNGにな
ったことはご存知のとおりです。

2.その伏線となったのが、昨年12月11日
のクローズアップ現代の放送です。
そこでは、その当時は違法ではなかった “チャ
ットオンリー診療 ” を違法であるかの如く放
送していました(>クロ現HP該当箇所)。

3.このように、クローズアップ現代は厚労省
の意向を読み取った放送をしています(記者が
厚労省担当として張り付いていることが影響し
ている感じです)。

4.そこで改めて5月29日のクローズアップ現
代を振り返ってみると、最も問題視していたの
は、美容医療の分野に、企業が一般社団方式を
用いてクリニックの開設者となるケースが急増
している、ということでした。
急増していることが患者の命を軽視することに
つながっているといった偏見的報道もあり、厚
労省が相当問題視していることがうかがえまし
た。

5.以上からすると、今夏から開催される検討
会ではこの一般社団方式が大論点となりそう
で、その規制強化が来年度から行われることに
なるでしょう。

■いかがでしたか?
ここが規制されるということになると、美容医療
参入を考える企業が滑り込みで一般社団方式
で参入するケースが増えるかもしれませんね。