機能性表示最新情報 344号 / 運動後の疲労感 の捉え方

こんにちは。YDCのミッシーです。

皆様、GWはいかがお過ごしでしたか。行楽地は

人出も多く、せっかくの休みなのにかえって疲

れた、という方もいるかもしれません。今回は

そんな疲労感に関する事例を取り上げたいと思

います。

それでは機能性表示最新情報をご紹介します。

I1388 スポ楽クルクミン

「本品にはクルクミン類が含まれます。本品に

含まれるクルクミン類は、運動後の一時的な疲

労感を軽減する機能が報告されています。」

運動後の疲労感に関する訴求については、これ

までに幾つも事例があります。ただ、この疲労

感をどう捉えるかという点で、大きく二つのパ

ターンがあると思います。以下はその二つの代

表的な例です。

I1260 梅エキス 粒

「本品にはクエン酸が含まれます。クエン酸は

日常生活における軽い運動後の一時的な疲労感

を軽減することが報告されています。」

I655 フロンティアフーズBCAA(ビーシー

エーエー)

「本品にはBCAA(バリン、ロイシン、イソロイ

シンの総称)が含まれます。BCAAは、運動によ

る一時的なからだの疲労感をやわらげることが

報告されています。」

クエン酸の場合、疲労感を運動直後の比較的短

い時間内で生じたものとしてとらえています。

例えば、採用論文の一つであるSugino2007は、

運動4時間後のVASによる疲労感をデータとして

採用しています。

一方、BCAAの場合は運動後に生じる筋肉痛など

の不快感を、疲労感としてとらえています。こ

のため運動後1日から5日程度の期間がデータ

として採用されています。特に、ピークとなる

2日目、3日目の有意差が重視されていると言

えます。

そこでI1388ですが、12、24、48、72、96時間

後の疲労感を測定しています。つまり1日から

4日の期間で測定しているため、疲労感につい

てはBCAAと同じタイプの捉え方をしていること

がわかります。

ただ、届出表示だけを見ると、BCAAの場合には

「からだの疲労感」として、筋肉痛などの不快

感を伴う疲労感であることを意識したような表

現になっていますが、I1388ではクエン酸と同

じ届出表示なので少し違いが分かりづらい感じ

はありますね。

それでは、またメールしますね。